【暦日和】〜葉守の神〜

《柏の葉》

 

昔、食器がない時代に
食べ物を置いたり包んだ葉っぱ。

 

こうした葉っぱは
古くから総称して「柏」と呼び

柏の木の葉っぱはやわらかく
食べ物を盛りやすいので
好まれたそうです。

 

江戸時代。
江戸の商人が、あんを餅で挟み
柏の葉で包んで売り出したことで
柏餅が誕生しました。

 

柏餅を口に運ぶと・・・
鼻に抜ける心地よい香り・・・

 

これは
柏の葉っぱを巻いてから蒸すことで
ほのかな香りがうつるからです。

 

柏餅は香り付けするために
柏の葉っぱでくるんでいます。

 

柏の木は
冬になって葉が枯れても
新芽を付けるまで落葉しないので

 

「家系が途切れることなく続く」
「子孫繁栄」などの
象徴とされているのです。

 

そして
樹木を守護する神様である
「葉守(はもり)」が宿ると
いわれているそうです。

 

葉守の神とは・・・

 

日本の八百万の神のひとつ。
樹木の葉を茂らせる守護神です。

 

全ての樹々に宿っているのではなく
古代の人々は「柏の木」「楢の木」
など生命力の旺盛な樹々
そして「梛の木」も
古来から神が宿るといわれています。

 

神が宿る葉に包まれた柏餅を食べて
子どもの健やかな成長を
お祝いしましょう。

 

そうそう!関西をはじめ
沖縄を除いた関西以南では
柏の葉ではなく
「サルトリイバラ」の葉っぱを
使うそうです。

 

 

最後までお読みくださり
ありがとうございます。

 

建築会社社長の私・・・
その建築のスキル
九星気学、風水を合わせて
より良い住環境
穏やかな生活を目指しています。

 

そして、それは
私自身にだけでなく
皆さんに提供もしています (^O^)/

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