《茅の輪》

6月30日は
『夏越の大祓』です。

私たちが日常生活で
知らず知らずのうちに
おかした罪穢れや過ちを

1年の半分にあたる6月30日に
形代（人形）に移して払い除き

身も心も清々しく
健康で幸せを願う
日本の伝統的なお祓いの神事です。

『夏越の大祓』に神社でくぐる茅の輪。
八の字にくぐる茅の輪。

茅の輪ってなんでしょうか？

それは茅（チガヤ）という
植物から作られた注連縄です。

茅（チガヤ）どんな植物でしょうか？
なぜ茅（チガヤ）で
穢れが祓われるのでしょうか？

起源は中国で古くから茅は魔除け
神前に供える供物として
使われていたそうです。

漢字の《茅》は《草の矛》
という意味があり
葉の矛のような形状が
強力な神様の力の現れだと
考えられていたそうです。

日本でも古来より
矛をはじめ剣や太刀などの刀剣を
魔を祓うアイテムとして
神事に使われてきました。

刀剣は神聖なものであり
剣状の葉を持つ茅も同じように
神聖な力を持つと考えられました。

茅の輪くぐりは夏枯れの季節
疫病や風水害から身を守るため
八百万の神々の中で最も強い
荒ぶる神スサノオに祈る神事です。

父神イザナギから
海を統治することを命じられた
スサノオです。

茅の輪を左右から八の字を描くのは
古事記の「国生み神話」で
イザナギとイザナミが
左右で回り出会ったところで
国や神、スサノオたちを生んだ
故事に由来しているそうです。

最後までお読みくださり
ありがとうございます(^○^)

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