【暦の詠】〜春のお彼岸の入り〜

《春のお彼岸の入り》

 

 

3月17日は
春のお彼岸の入りです。

 

 

春分の日を中日(ちゅうにち)として
前後3日間、合計7日間を
お彼岸の期間とされています。

 

 

お彼岸は
自然やご先祖様に
感謝を捧げる仏教の伝統行事です。

 

 

元は「彼岸」はサンスクリット語の
「*波羅密多(はらみった)」
から来たものといわれ

 

 

煩悩と迷いの世界である
「*此岸(しがん)」にある者が

 

 

「*六波羅蜜」(ろくはらみつ)の
修行をする事で「悟りの世界」
すなわち「*彼岸」の境地へ到達する
ことが出来るというものです。

 

 

上記の難しい言葉を説明すると

 

*波羅密多
 超える、渡る、の意味

*此岸
 この世、現世

*六波羅蜜
 涅槃(ねはん)の
 彼岸に達するために
 菩薩(ぼさつ)が行う、六種の修行

 いま生きている私たちも
 お彼岸に「六波羅蜜」を
 実践すべき期間でもあります。

*彼岸
 仏様の世界、悟りの世界

 

 

お彼岸が7日間あるのは
上記の「六波羅蜜」
この6つの修行(心がけ)を

 

 

「中日」前後6日間に
1日にひとつずつ
修めるのが
よいとされているからです。

 

 

《六波羅蜜》
眼施、顔施
(優しく明るい顔で接する)
言施
(あたたかな言葉をかける)
無畏施
(恐怖心を取り除く)
身施
(何かを手伝う)
心施
(よい行いを褒める)
座施・舍施
(場所を提供する)

 

 

これは
日々も心掛けていたいことですね。

 

 

 

最後までお読みくださり
ありがとうございます。

 

 

 

 

 

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