《アシ(葭、芦、蘆)の話》
4月20日は七十二候が
葭始生(あしはじめてしょうず)
に移りました。
水辺のアシ・・・葭、芦、蘆
が、新芽を出す頃です。
アシは茅葺き民家の屋根材
すだれやよしずの材料などとして
古くから様々な形で
利用されていますが
今では、それほど身近に感じる
植物ではないと思っていました。
しかし、日本人にとって
意味のある植物でした。
古くから五穀豊穣の証であり
日本神話にもアシが記されています。
『芦原中国(あしはらなかつくに)』
と名前のついたアシの生えた地が
神々が住む天上の国『高天原』と
人間が住む地上界の間にあると
されていました。
または
日本国の異称という説もあります。
天上の『高天原』と
地下の『黄泉の国』との中間にある、
現実の地上の世界だということです。
こちらの方が私はしっくりきます。
『芦原中国(あしはらなかつくに)』
の他に
『豊葦原千五百秋瑞穂国
(とよあしはらのちいおあきのみずほのくに)』
という名前もあり
これは
『葦(あし)が生い茂って
千年も万年も穀物が豊かに実る国』
という意味だそうで
まさしく『日本』という国を
示していると言われているからです。
七十二候に表現されている植物には
深い深い意味があるのだと
今さらながら気づかされました。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
建築会社社長の私・・・
その建築のスキル
九星気学、風水を合わせて
より良い住環境
穏やかな生活を目指しています。
そして、それは
私自身にだけでなく
皆さんに提供もしています (^O^)/
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