【秋分末候 】 ~水始涸(みずはじめてかるる)~

二十四節気は「秋分」

 

七十二候は
第四十八候「水始涸(みずはじめてかるる)」
新暦103日~107日頃
田から水を抜き、稲刈りが始まる。

 

 

*****

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

これは、稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように
人も学問や徳が深まるにつれ
謙虚になることを表した諺(ことわざ)です。

 

 

七十二候が秋分の末候に変わり
田んぼの水を抜き
稲穂の刈り入れを始める頃です。

稲刈り前に水田を干すために
水を抜くことを「落し水」といいます。

 

川や泉の水が痩せ
井戸の水が枯れ始める頃
との説もありますが

稲穂が実りの時を迎えるこの時季は
畦の水口を切って田を乾かし
稲刈りに備える時季でもあります。

 

米という字を分解すると
「八十八」となり
米作りにはたくさんの手間がかかることを意味します。

農家の方が丹精込めて育てた稲たちに
農家の方に感謝です。
「美味しいお米をありがとうございます」

 

この時期の旬は

◯植物
銀杏(ぎんなん)
金木犀(きんもくせい)

◯魚
とらふぐ

◯行事など
新米を食す。

花馬祭:
長野県南木曽町の五宮神社の祭り。

豊作や家内安全を祈り
鞍から花飾りを広げた三頭の木曽馬が
笛や太鼓とともに神社へ行列をなして練り歩くお祭りです。

 

銀杏はイチョウの葉が黄色染まり
丸い実をつけます。
熟した実が落ちてあの独特の匂いがします (^^;;

 

 

金木犀はオレンジ色の小さな無数の花を咲かせ
花の姿よりも先に気づく強い香りが特徴です。
雌株と雄株に分かれていますが
日本は雄株だけなので
実がなることはないそうです。

金木犀は九里(36km)先まで香るので
「九里香」と呼ばれることもあります。

 

 

 

最後までお読みくださり
ありがとうございます。

 

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