二十四節気は『白露』(はくろ)
大気が冷え、草の葉先にできる玉のことを「白露」といいます。
陰陽五行で秋は『金』
『金』は「白」とも表現します。
透明な露を「白」と表現するのはその思想からでしょうか。
七十二候は 9月7日~
初候 草露白(くさのつゆしろし)
草に降りた露が白く光って見える頃
朝夕の涼しさが際立ってきます。
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日本には七十二候(しちじゅうにこう)という72の季節があり
季節ごとの鳥や虫、植物、天候などの様子が72の時候の名前になり
約5日ごとの自然の変化を知ることで
きめ細かな季節の移り変わりを感じることができます。
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ちなみに気候という言葉は
二十四節気の”気”と七十二候の”候”から生まれたものです。
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「露が降りると晴れ」という言葉があり
朝霧は1日の天気を伝えてくれます。
露は
空気中の水蒸気が冷やされてできるもので
風と雲がない晴れた夜に
地上の熱が上空に逃げる
「放射冷却」という現象によって発生します。
夜の間中雲一つなかった空は高気圧に覆われ
安定した気圧配置になっていることが多いので
昼になってもその天気は変わらず晴れのままです。
この時期の旬は
○梨
○秋の七草
○縞鯵(しまあじ)
◉秋の七草について
『秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花』
万葉集にも詠まれている『秋の七草』・・・
秋の始まりを告げる花々の季節です。
秋の七草は見て楽しむもの・・・
古来、秋の花が咲く野を『花野』といい
多くの歌人が『花野』を訪れ、歌を詠み
季節の風流を楽しんだそうです。
また、『秋の七草』にはそれぞれ薬効があり
かつては療法としても用いられたそうです。
萩(はぎ)尾花(すすき)葛(くず)
撫子(なでしこ)女郎花(おみなえし)
藤袴(ふじばかま)桔梗(ききょう)
*万葉集では桔梗でなく朝顔と詠まれていますが
現在では桔梗であるとするのが定説になっています。
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